【体験談】多くの人に糖尿病を知ってほしい

決して一人で悩まない

体験談と言いましても、私は話すようなことを経験しているワケではありませんが、ただ一つ言えることは「決して一人で悩まない」ということだと思います。
私は高校2年の時に3ヶ月という長期入院をしてしまい単位が取れなくて留年してしまいました。でも私は成績が悪くて留年したのではない!という誇りを持っていたので、新しい学級の自己紹介の時に病気のことを全て話しました。
いろいろなことを話してもそれでもわかってもらえない人も多くいましたが、私の周囲の人は協力をしてくれました。
そしていろいろな面でも助けてもらうことが出来ました。だから学生でこの病気を持っている人に対して伝えたいことがあるのでしたら、「きっと貴方の周囲にも理解をしてくれる人が必ずいるハズ。変に病気のことを隠したりすることなく、心を開いてみるべき」ということなのではないでしょうか。

 

目が悪い人がメガネをかけるのと同じように、私はインスリンが分泌されにくいから注射でそれを補填しているんだ。っというような感じでいいと思います。自分の中に閉じこもっていたって何も始まりませんし、だって悔しいじゃないですか。こんな事でつまらない生活をしていてもね。私はそう思って生活をしてきました。

 

この病気があるということをもっともっと多くの方に知って欲しいです。私だって自分がこのような病気になったから知っているけれど、多分何にも無かったら知らないままだったと思います。この辛さはなった人にしかわからないけど、その分理解をすることが出来ると思います。

 

時に心ないことを言われたりもしてきましたが、そういう人たちの方が、ある意味で心の病にかかっているのではと思っています。 ハンデを持った人に優しくすることが出来ない、そういう人の方って本当にかわいそうな人間だと思います。
実は自己注射をするということで、ずいぶんと中傷を受けてきました。仕草が麻薬をやっているみたいだとか言われて、からかわれたりしたことも正直あります。

 

でもだからこそ、理解をしていただけない人も存在しているということをわかっています。私の周りには、そんなかわいそうな人はいませんが…。もし理解をしてくれないからと言って逃げるのではなく、話しをすることが出来る人がいるならばとことん話しをしてみるべきだと考えます。とにかく自分が前向きに考えないと、その先に進むことは出来ません。



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